「残り試合と天皇杯 未来へつながる第一歩に!!」
サポーター会新聞の11月号を発行しました。
10月28日のチラシ配りもしくは江ノ電藤沢駅改札にも置かせてもらっています。
以下記事より。
10月22日の大宮戦で3−2の敗戦により湘南ベルマーレのJ2降格が決定した。7月から勝ち星をあげることができず、そして残り試合で残留を争う甲府、名古屋との対戦を待たずして降格が決まってしまったのは非常に悔しい。
しかしまだリーグ戦で2試合、そして天皇杯(ベスト16)が残されている。思えば5年前、当時J2で14位という屈辱的な順位で終わったもののシーズン後の天皇杯では川崎フロンターレを破りベスト8に進出した。反町前監督の退任が決まり、実質、曺監督の采配で臨んだ川崎フロンターレ戦では3バックの布陣に変更し若いメンバーで臨み躍進した。その手ごたえが翌年の昇格につながった。その再現というわけではないが、残りの試合を消化試合にせず最後まで勝利を目指し結果を残すことが未来へ繋がると考える。
10月29日ホーム最終戦となる甲府戦、11月3日最終節の名古屋戦、11月12日天皇杯柏レイソル戦で何を残せるかチーム、サポーター一丸となって挑みたい。
アウエー名古屋戦ではHUB藤沢店で開店時間を早めて放送するほか、湘南モールフィルでもパブリックビューイングが行われる。名古屋は降格争い真っ只中だが5月に行われたホームゲームでは勝利した相手。アウェーだが藤沢のパブリックビューイングから声援を送りたい。
2017湘南スタイルの継続!深化を!
来季の指揮官、体制はまだ発表されていない。
新聞報道では『坂本紘司スポーツダイレクター(37)は「クラブとしては監督の手腕を評価している」と明言し、続投を要請済み』(10/26報知新聞より)という内容もあるが5年間監督を務めた曺 貴裁監督が継続するかどうかは大きなポイント。選手の育成面やこれまでの湘南のサッカーを築いた成果は誰もが認める一方で、今季に限って言えば補強した選手(パウリーニョ、ジネイ、ウェズレー、アーリアなど)を活かしきれなかったのは課題だった(監督だけでなく連れてきた強化部の問題かもしれないが)。
監督が継続するかどうか大きなポイントだが、もし退任となれば選手の流出も考えられる。
ただここで改めて「湘南らしさ」とは何かを考えると
・若い選手が伸び伸びと年齢に関係なくプレーし成長しつづける
・他クラブで伸び悩んだ選手が再生し躍動する
・実績のある選手も若い選手も監督スタッフ、フロントが一体感のあるチーム
この他にも「90分間通し惜しまないハードワーク」「猪突猛進」「勇敢」など挙げたらきりがない。
そしてそれは(神奈川県内にはJリーグのチームが6クラブもあるが)、湘南にしかない良さだ。
川崎フロンターレの華麗なパスサッカー、横浜F・マリノスの堅い守備などそれぞれの良さがあるように、湘南が長い時間をかけて築き上げたそのスタイルを継続し深化させることが2017年の湘南ベルマーレにとって最も大切なことだ。
来季、市立船橋高校の大型センターバック、杉岡大暉が加入。ベルマーレユースからは既にプロデビューを果たした齋藤未月、石川広教が昇格する。今年ルーキーだった神谷優太はU-20W杯での躍進を狙う。彼ら東京五輪世代が2017湘南ベルマーレの躍進の立役者になる可能性は十分秘めている。
監督の進退、中心選手の流出が心配なオフシーズンではあるが湘南にとって大切なもの「湘南スタイルの継続的な深化」が止まないことを願う。