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(観戦記)4/20ナビスコ杯磐田戦、4/24リーグ第8節鹿島戦より

4/20水曜 ナビスコ杯第4節ジュビロ磐田戦、両チームともにこの日はこれまでのスタメンを一新。
武田英二郎が前半途中に交代するアクシデントもあったが新たに出場した3選手を振り返って見たい。
まずは3バックの左には今年からNo3を背負う岡崎亮平。最初はドリブラー松浦とのマッチアップに距離感が悪く抜かれる場面もあったが時間が経つにつれ自信を取り戻し堂々とプレー。No3はどうしても前任者との比較されがちだが岡崎なりの第一歩が踏み出せた。
次に左のアウトサイド山根視来(やまねみき)。自身の振り返りを「全然ダメです」と。確かにそこでドリブル?というような、プレーの判断は課題かもしれないがともかく積極的に仕掛けててよかったよと伝えると「それがなければ自分じゃない」とも(馬入にて)。
そして初スタメンの齊藤未月。前線への縦パス、積極的なボール奪取、ゴールへ飛び込むヘディングなど多くの見せ場を作った。途中交代で監督とハイタッチのあとに抱き合った姿は印象的。
また齊藤未月と神谷優太がボランチに入る時間もあり若さ溢れる湘南スタイルは圧巻だったものの残念ながら結果はドロー。
それでも3日前の0-3の敗戦、泥沼状態から希望が見えたゲームでもあった。
そして4/24日曜  第8節大宮戦。
この日はスリーバックの中央にアンドレ バイアに変え坪井慶介、大宮のストロングポイント泉澤対策のためか藤田征也に変わり奈良輪雄太が先発した。
まずはポジティブな点から。
石川俊輝、試合を重ねるごとにボール奪取、セカンドボールを拾えるように。ただボールを取ってからの展開が狭い。今後のさらなる成長に期待。
奈良輪雄太&岡本拓也、ナビスコ杯大宮戦では右サイドはやられっぱなしだったが、この日はほぼ鉄壁に封じた。
坪井慶介、高さだけでなく速さも持ち合わせたドラガン ムルジャにオフェンシブなディフェンスでほぼ仕事をさせず。
村山智彦、落ち着きを取り戻しつつある。キックも鹿島戦より安定していた。
何よりディフェンスに関してはシュートは打たれても最後の部分で防げるようになったのが大きい。
そして齊藤未月、途中出場ではあったがJ1デビューを果たした。17歳3ヶ月でのデビューはクラブ記録なのかもしれない。プレー面でも坪井慶介などベテラン選手のサポートを受けつつも先輩選手に奮起を促す起爆剤になるような溌剌な縦への働きをみせた。
一方で課題をあげると、ゴールがないこと、決定的な形が少ないことだ。 シュート数14本は評価できるがもっと打てる場面はあった。前にディフェンスがいても打てる時には打たないと相手に取っても怖くない。相手に当たってコースが変わって思わぬ形でゴールが生まれることもある。とにかくシュートだ。
最後に、大宮戦の入場者数は9,080人だった。
昨年、一万人を割ったのは2試合。鳥栖戦(9,603人)と神戸戦(9,157人)だ。 日曜日夜とはいえこれは寂しい。 もし、シーズンチケットの方で招待券があるなら積極的に活用して友人家族を誘ってもらいたい。
ちなみに、8Gの環境に初めての人は誘いにくいという声をよく聞くが8Gシーズンチケットホルダーが7Gへアップグレードするのは当日チケット価格の差額200円しかかからない。
前売り券完売だとできないがこういう仕組みは活用すべき。
チームは少しずつ自信を取り戻しつつある。 新たな湘南スタイルにも手応えを感じさせる。 満員のBMWスタジアムでFC東京を迎え撃ちたい。